2005年春、教育基本法の「改正」がいよいよ政治日程にのぼってきた状況のもとで、岩手県内でもこれを許してはならないという気運が盛り上がり、4月、吉田六太郎、野上麻吉、深澤秀男、武田晃二の4人が集まり、「改正」に反対する声を一つにまとめようではないかという話し合いが行われました。その結果、結成されたのが「教育基本法改悪に反対する幅広い県民共同の運動を進める会」でした。この「会」のもとで、大きな成果を上げることができました。

 教育基本法は「改正」されてしまいましたが、改正前の教育基本法やその基盤となっている憲法の教育条項の意義をあらためて確認し、それらと結びつけて岩手の教育をよりよい方向に進めていこうということで、20073月、この「会」を、あらためて「憲法に基づく教育をすすめる岩手県民共同の会」(略称「教育をすすめる岩手の会」)としてスタートさせることにしました。

 日本国憲法(第26条)に定められている広義の教育、そして普通教育は、教育の受ける者、それが、大人であれ子どもたちであれ、障害の有無にかかわらず、かれらの利益と幸せのためにあるものです。そのために、保護者、地域住民、教職員そして県の教育行政等に責任を有するすべての人々はお互いに理解し合い、協力していかなければなりません。

 教育とは何かについては、もちろん個々人によって考え方はそれぞれ異なります。しかし、日本国憲法がすべての国民に求めている教育理念、普通教育の理念は、私たちが共同の行動をする場合の、重要な導きの糸になるものです。

 私たちは、このことを深く自覚して、文字通り、岩手県民共同で、よりよい岩手の教育をつくり上げようと、日々活動しています。そして、この会を、もっともっと大きくしていかなければならないと考えています。みなさまの入会を心からお待ちしています。